第50回日本薬剤師会学術大会に向けて ②

本日4月12日より第50回日本薬剤師会学術大会の事前参加申し込みが始まりました。

今回は東京大会なので、宿泊を利用されない方も多いはず。

しかし、「東京なのでホテルは多いから急がなくても大丈夫」と思っていると危険!
今回は多くの方がアクセスできる場所なので、申し込み受付終了となる可能性も。

参加(宿泊)が決まっている方は早めに申し込みをしましょう。

なお、ランチョンセミナーは7月以降の申し込みのようです。

リンクはこちら
http://www.c-linkage.co.jp/jpa50/contents/reg.html

2018 調剤報酬改定へ向けて ①

調剤薬局の経営者には、来てほしくないものが、少しずつ近づいています。それは・・診療報酬改定。

何故なら、必ず引き下げとわかっているから。中央社会保険医療協議会でも少しずつ話し合いの予定が立てられています。
次回の改定の注目点は、①門前薬局の報酬適正化、②かかりつけ薬剤師、③居宅療養管理指導でしょうか。

中医協資料
平成30年度診療報酬改定に向けた検討項目と進め方について

第50回日本薬剤師会学術大会に向けて ①

さて、そろそろ今年の学会について考える時期がやってまいりました。

第50回日本薬剤師会学術大会

今年は東京大会なので、第46回の大阪大会の15,000人を超えられるかどうか。
会場は東京国際フォーラムなので、前回の大阪よりもアクセスは良好です。

そろそろ演題募集期間が始まります!
3月15日から6月8日までなので、発表する方はお早めに。
今年は東京の大学生が多く出してくるのでは?と予想しています。

筆者も毎年学会には参加していますが、今年は発表を出そうかどうか悩み中です。

まだ事前登録なども開始していないので、とりあえずは目の前の業務に向かう日々。

【薬剤勉強コラム】タミフルDS 1歳未満への使用について

「平成28年11月24日にタミフルDS 1歳未満への保険適用が認められた」というニュースは皆様ご存知かと思われます。

しかし、いつまで経っても添付文書は更新されない・・・
これでは「本当に保険適応が通ったの?」と疑ってしまいます。

なので、いろいろ調べてみました。
その結果、このページに行き着きました。⇒公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用について

<以下一部抜粋>

公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用について
平成21年6月から8月まで、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において、米英独仏では使用が認められていても、我が国では認められていない医薬品について、学会や患者団体から、開発の要望を募りました。
これにより要望があった適応外薬(※)のうち、この会議で、薬事承認の申請について公知申請が適当とされたもので、その後、薬事・食品衛生審議会において公知申請の事前評価が終了したものについては、薬事承認上は適応外であっても、保険適用の対象となることとなりました。

現在、この制度によって、保険適用とされている適応外薬の効能・効果等は以下のリストとなっています。
※ 適応外薬とは、医薬品としては薬事承認(保険適用)されているものの、特定の効能・効果等については、薬事承認されていないものをいいます。

タミフルドライシロップ3% 中外製薬 [用法・用量の変更(追加)]
1.治療に用いる場合
(2)小児
通常、オセルタミビルとして以下の1回用量を1日2回、5日間、用時懸濁して経口投与する。ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする。
幼小児の場合:2mg/kg(ドライシロップ剤として66.7mg/kg)
新生児、乳児の場合:3mg/kg(ドライシロップ剤として100mg/kg)

で困ってしまったのが、上記の用量について。1日量?1回量?
1歳未満を乳児とすると、量が多くなる?

曖昧でちょっと困っております。まだ確認中です。

【2017.2.13追記】
アメリカのCDCのHPを見ていたら、用量についての記載がありました。
小児科学会の方々がこちらを参考にしたのかはわかりませんが、アメリカでは下記の用量設定となっているようです。
(ちなみに、日本感染症学会や日本小児感染症学会が出したのは、やはり1歳未満の乳児には3mg/kgを1日2回5日間でした。)

Treatment (5 days)
If younger than 1 yr old
3 mg/kg/dose twice daily

*1歳未満では、3mg/kgを1日2回投与する。

If 1 yr or older, dose varies by child’s weight:
15 kg or less, the dose is 30 mg twice a day
>15 to 23 kg, the dose is 45 mg twice a day
>23 to 40 kg, the dose is 60 mg twice a day
>40 kg, the dose is 75 mg twice a day

*これを見ると海外は大雑把ですね。それくらいタミフルの安全域が広いということでしょう。

セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について

さて、もう新年が明けてから1ヶ月が経過してしまいました。
忙しすぎて、ほとんど更新せず…。もう少し定期的に更新できるように、うまくスケジュール考えます。

ところで、今年の1月1日から始まったセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)。

商品の品目数(成分数では2017.1現在83が少なく、あまり認知度が高くないという報告も出てきています。

しかし、調剤薬局の皆様は「品目数が少ないから知らない」という言い訳が通用するわけはありません。
要点だけでもしっかりとおさえておきましょう。

・スイッチOTC 12000円以上が医療費控除の対象
・予防接種等の取り組みが必要
・確定申告が必要
・現行の医療費控除との併用はできない
・スイッチOTCを取り扱う店舗については領収書に税制対象商品であることを明記する

また、厚生労働省よりQ&Aもでているのでこちらも抑えて周知必須。⇒チェック

調剤報酬勉強コラム 調剤報酬の構成料の考え方

さて、前回に引き続き、第2回は調剤報酬の基本となる調剤報酬の構成について。

枠組みを抑えれば、あとは組み合わせていくだけ。

調剤報酬勉強コラム 薬価の計算

もうそろそろ企業の採用活動準備も本番。3月からの採用に備えて準備をしている企業がほとんどだと思います。

なので、今回は新人向けの内容を記載してみようかと。

たまに、新人や学生へ教えることがあり、私としても時々復習をかねて勉強をしているから一石二鳥。

来春に迎える新人薬剤師には、是非とも薬だけでなく保険についても勉強していただきたい。

まずは基本となる部分の薬価の計算から。

薬価は10円単位。

【薬剤勉強コラム】 タミフル 最新情報

2016/2017年シーズンは、早期にインフルエンザの感染が拡大しております。
この投稿を書いている11月時点で全国的にかなりの感染が広まっていることが、国立感染症研究所の「都道府県別報告数・定点当たり報告数」からわかる。

さて、そのようなわけで、抗インフルエンザ薬のお世話になる季節となってきました。
中外製薬のタミフルの適正使用のお願いを参照するとさまざまな情報が得られます。是非、患者にとって有益な服薬指導を実施するために閲覧することをお勧めします。

☆一部要約すると
①1日2回服薬することが望ましいが、臨床試験でも少なくとも間隔を3時間あけて実施
②妊婦への投与はタミフルの服用では影響が出ていないと報告。(リレンザも同様)

ちなみに、「産婦人科診療ガイドライン 産科編2014」を参照してみると
Q.妊婦・授乳婦へのインフルエンザワクチンの投与は?
A.妊娠全期間を通じて、危険性はきわめて低くワクチンを接種することは可能(CDCでも推奨接種としている)
なお、インフルエンザワクチンの効果の発現は2-3週間後、その後3-4ヶ月の効果をもたらすとされている。

③授乳婦人へのタミフルの投与は、中外製薬は避けることとしている。

しかし、妊娠と薬情報センターでは「安全に使用できる薬」とされている。

④タミフルは腎機能低下患者では用量の調節が必要
⑤タミフル耐性ウィルスについて(筆者は非常に興味がありました)
☆服用した患者から一定の割合で耐性株が生じる。しかし、増殖能力が劣るため、流行株にはならない
☆2015/2016シーズンではタミフル耐性ウィルスは流行しなかった

⑥タミフルDSの保管方法について
開栓後4週間以上保管する場合は冷所(10度以下)で保管。36ヶ月までは変化なし。

以上です。販売されて長い薬剤なので、比較的情報が多く、薬局としても患者への丁寧な指導がしやすい薬剤です。

【薬剤勉強コラム】 アレルギー薬 総集編

平成28年11月に抗アレルギー薬が出たことで、各メーカーのシェア争いが一段と厳しくなっています。
鳥居薬品のシダトレンも、少しずつ普及してきていると思われます。

今回は、一度アレルギー薬の総集編ということで、一覧に主力製品を並べて比較してみようかと思います。

製品名 アレグラ アレロック クラリチン ザイザル
成分名 フェキソフェナジン オロパタジン ロラタジン レボセチリジン
メーカー サノフィ 協和発酵キリン MSD  GSK
発売年(錠)  2000.11  2001.2  2002.8  2010.12
顆粒・DS・シロップ DS 顆粒 DS シロップ
用法 0.6歳から1歳 1回0.3g 1日2回
2歳から11歳 1回0.6g 1日2回
2歳から6歳 1回0.5g 1日2回(朝・就寝前)
7歳以上 1回1g 1日2回(朝・就寝前)
3歳から6歳 1回0.5g 1日1回(食後)
7歳以上 1回1g 1日1回(食後)
0.6歳から1歳未満 1回2.5mL 1日1回
1歳から6歳 1回2.5mL 1日2回(朝食後・就寝前)7歳から14歳 1回5mL 1日2回(朝食後・就寝前)
2016 薬価(1g or 1mL)  122.1  68.7  182.8  17.9
錠・OD錠  ○(7歳~) ○(7歳~) ○(7歳~) ○(7歳~)
用法 7歳から11歳 1回30mg 1日2回
12歳から 1回60mg 1日2回
7歳 1回5mg 1日2回(朝・就寝前)  7歳 1回10mg 1日1回(食後)  7歳から14歳 1回2.5mg 1日2回(朝食後・就寝前)
成人 1回5mg 1日1回(就寝前)
食事の影響
2016 薬価(1錠)  51.1(30mg)

64.9(60mg)

 40.4(2.5mg)

51.5(5mg)

 86.7(10mg)  96.4(5mg)
備考

他に、最近の新薬を加えて比較してみます。

製品名 ジルテック デザレックス ビラノア ディレグラ
成分名 セチリジン デスロタラジン ビラスチン フェキソフェナジン・プソイドエフェドリン
メーカー 第一三共・GSK MSD・杏林製薬 大鵬薬品 サノフィ
発売年(錠) 1998.8 2016.11 2016.11 2013.2
顆粒・DS・シロップ DS × × ×
用法 2歳から6歳 1回0.2g 1日2回(朝食後・就寝前)
7歳から14歳 1回0.4g 1日2回(朝食後・就寝前)
× × ×
2016 薬価(1g or 1mL) 239.7 × × ×
錠・OD錠 ○(7歳~) ○(12歳~) ○(成人) ○(12歳~)
用法 7歳から14歳 1回5mg 1日2回(朝食後・就寝前)
成人 1回10mg 1日1回(就寝前)
12歳以上

1日1回5mg

成人

1回20mgを1日1回(空腹時 )

12歳以上

1回2錠(朝及び夕の空腹時)

食事の影響 受けない 受ける 受ける
2016 薬価(1錠) 74.4(5mg)

92.2(10mg)

69.4(5mg) 79.7(20mg) 62.3(1錠)
備考 2017.11末日まで投薬は1回14日分を限度とする。 2017.11末日まで投薬は1回14日分を限度とする。

【薬剤勉強コラム】デザレックス錠5mg

平成28年11月17日にビラノア錠20mgとデザレックス錠5mgが、発売になりました!

ビラノア錠20mgは先日紹介した(こちら)ので、今回はデザレックス錠5mgについて紹介。

後日、アレルギー製剤の比較を行いたいと考えます。

デザレックス錠5mg 杏林製薬

デザレックスは世界で120以上の国と地域で承認。ただし、米国ではGEがすでに出ているのでかなりシェアを落としています。
(米国ではGEが出ているのに、なぜ日本では承認が2016年9月なのでしょうか。あまりに遅い。)

平成29年11月末日までは投薬1回につき14日制限となります。注意しましょう。

成分名は「デスロラタジン(Desloratadine)」 DESALEXは、強引ではあるが、DesloratadineとAllergyからつけたとのこと。

デスロラタジン…誰でも気づきますよね。そう、第2世代坑ヒスタミン薬ロラタジンの主要活性代謝物です。
併用注意はエリスロマイシンだけなので、比較的使いやすい薬剤。
CYP3A4や2D6阻害剤との併用は問題にはなりません。グレープフルーツジュースも同様。

利点としては、食事の影響を受けないということ!

なので、朝でも夜でもOKです。最近、食事に影響を受けるものばかりが出てきていたので、これは朗報。
デザレックスの残念なところといえば、12歳以上からという点。錠剤しかないから、もう少し低年齢からでも服用できれば便利なのにと感じます。

ただ、アルコールとの相互作用もなければ、眠気の注意書きもない。ので、機械操作・運転が気になるからは非常にいいでしょう。